ブルーゴールド
トロ 勘の良い方ならタイトルを見ただけで「ピン!」と来たかもしれません。 ブレンドブルーベリーというのはBlueBerryNoteが提案する現在ブルーベリーを生産するものにのみ許される新しいブルーベリーの楽しみ方であり、また、ブルーベリーの販売方法にも一石を投じる考えかたじゃないかとも持っています。 私としては少なくともブルーベリー愛好家にはちょっとはエポックメイキングな内容だと思ってるんですが(笑。 例えばコーヒーを例に取るとコーヒーには産地別に幾つか種類があってそれぞれに酸味と苦味の強弱の特徴がありましてそれを適当に混ぜ合わせることによって理想的な味を導き出すというものです。 お米なんかでも最近はモチモチ系とか甘みが強いとか色々混ぜて新潟産コシヒカリとかの名前で売られていたりもするようです。実際、新潟で本当に取れている魚沼産コシヒカリよりも流通している魚沼産コシヒカリのほうが多いと言うのだからどこかでブレンドされているということになります。これは違法ですけどね(笑。 先に挙げたコーヒーの例の方が分かりやすいと思いますのでそちらにブルーベリーを当てはめてみます。 コーヒーは酸味と苦味ですがブルーベリーは酸味と甘さです。つまりはブルーベリーもブレンドすることによって最上の品種の味を導き出せる可能性があるかもしれないということです。最高の品種は無理としても単品では凡庸であったり味的には今ひとつの品種をワンランクレベルUPすることは比較的簡単に出来そうに思います。 ブレンドブルーベリーを考えた経緯 今朝、例によってブルーゴールドとトロをカットして果肉の様子を見てみました。↓の記事 我が家のトロは甘さはあるのだけれどちょっとしまりのない甘さでした。ライターさん曰く「下手に甘いだけのボヤーっとした品種」かもしれません(笑。 一方、ブルーゴールドは結構酸味が勝って完熟のサインが大体出ていても酸味が強めのものが多いように感じました。 カットした写真を取り終えて自分の口に放り込み、咀嚼しているときに「ピンコーン!」とひらめきました。 それぞれ単品ではそれぞれさえない品種だったのが見事にマッチしてかなり美味しい品種のレベルに達していました♪ 今までブルーベリーの味については単品でのみ語られてきましたが生産している者ならばブルーベリーは必ずしも単品で食べる必要はないんです。 ブレンドブルーベリーの色々 色々な品種を育てていて一時期に何品種か収穫できるのでしたら、特に味的に今ひとつの品種なら2品種を一緒に食べてみれば良いのだと思います。 私が現在考えているのは酸味弱めの甘み系品種と甘さ少な目の酸味系品種を一緒に食べるのが基本的には補い合って良さそうに思います。 具体的には食べ方も色々あって良いと思います。例えば甘めが好きならトロ2個とゴールド1個。 酸味が強めが良いならゴールド2個とトロ1個と言う風にお好みで加減すると良いと思います。 (甘み系が好きな人は甘い品種のほうを先に酸味系の人は酸味の品種を先に食べるほうが良いかもしれません) もっと他にもハンナとカーラとクロップの3品種を一緒に食べてみるとか食べ方は様々あると思います。 将来的にはブルーベリーを生産する方たちが「シャープブルー3とプル1で食べると旨いよ」とか「私はレカ2とヌイ1とプル1で食べるのが好きだ」と言うように色んなブルーベリーの新しい美味しい食べ方を発見していけたら楽しいと思います。 あまり美味しくないと思っている品種を美味しくない美味しくないと嘆いていないで美味しく食べる工夫をしましょ♪ 今までは見向きもされなかった品種が脚光を浴びる可能性も無くはないと思います。 ブレンドブルーベリーの留意点 因みにちょっと心配なのことがあります。 美味しい品種を一緒に食べて打ち消しあって思ったより旨くないなんてこともあるかもしれません。 まあ、普通は美味しいと思います(笑。 ブレンドブルーベリーという販売方法について 現在市場に出回っているブルーベリーは大体ランダムミックスのようです。(乙さんがスパルタンとオニールのミックスと言う風に品種を限って販売されているようですがおそらくブレンドと言うことについてはあまり意識されていないんじゃ無いかな・・) 今後はランダムミックスではなくてちゃんとブレンドした形で市場に出回ることもあるかもしれません。 フルーツの中でブレンドが可能なものは少ないように思います。 ブルーベリーの特異性によって新たな展望が開けるかもしれません♪ ブルーベリーは栽培環境によって味も微妙に変化するので難しい部分もあると思いますが割りと普遍的に「あれとこれのブレンドは美味しい」とかリストUP出来ていけたらと考えています。 なんてやや大げさに書いてきましたが まあ、我が家でも結構ランダムミックスでも美味しい美味しいと家族が食べてくれているし適当にあれこれ育てていれば色々混ざって最終的には割りと良い線までいくことも多いかも知れません。 それに最高に美味しい品種だけ、自分にジャストマッチしている品種だけを育てている人には関係ない話です。 ちゃんちゃん!(笑。 宜しかったらこちらもご覧ください ブログの内容をまとめたブルーベリーの育て方と栽培のHP BlueBerryNote 家庭菜園や果樹栽培も含めたブログ ブルーベリー 栽培 &家庭菜園
by BlueBerryNote
| 2009-06-27 20:36
| 収穫関連
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Comments(8)
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kaizu_3 at 2009-06-27 20:02
一緒に食べるのは、他品種育てている方だけの特権ですね〜。
同時期に熟す必要があるので、ある程度、組み合わせが限定されそうです。面白い発想だと思います。 ベリーの宝石箱から色んなお味が出て来る楽しみも有れば、ソムリエ風もアリ、色々ですね。 私も機会に恵まれたら試してみます(^^)
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ブルーベリーのブレンド!
粒が小さいからできるワザですね♪ タルトなどに乗せるときに、そいうったことを意識すると、タルトが更にいっそう美味しくなりそうです。 ウチも沢山とれるようになる頃に試してみます♪
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ライター
at 2009-06-27 20:32
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どこかの園で3粒一緒に食べて下さい。と言う所があるそうですが
単品種でもブレンドですね。 一般的には、1粒づつ食べて、甘いとか酸っぱいとかいってる人が ほとんどだと思います。 甘いものは甘いのに、酸味のあるものを食べると、全体の イメージまで酸っぱいになってしまうようです。 どうも、ブルーベリーは酸っぱいというのが、一般のイメージのように 思います。果樹は甘いもの、みたいな嗜好になってるんでしょうね。 次男坊などは、ごっそり鷲掴みにしてたべてるので、美味しく食べてるんだと思います。女房などは、ラビットのほうを好みます・ ブレンド、面白いですね。少量収穫のものは、ブレンドになってます(笑)
ブレンドブルーベリー・・・楽しそう&美味しそうです(笑)
確かに酸味と甘みのバランスで味が決まる果実ですからそうした食べ方もありですよね!
前に業者さんでブル-ベリ-はひとつかみ同時に口に入れるのが美味しい食べ方だよと言われたことがありました。
沢山穫れたときはそうしているのですが、個体差がない味が生まれますね。ランダムミックスです。 多品種の中でも品種を特定してブレンドする発想は面白いと思います。 色んな組み合わせ楽しんでみたいですね。
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BlueBerryNote at 2009-06-28 15:49
かいづさんも品種は沢山お持ちですからラビットアイ系は取れる頃にはきっと可能だと思います。
色々な状況があると思いますが雨で味が薄くなったりしたものでも美味しい品種と食べると補ってくれる場合もあると思います。 色々な状況で試してみてください。 ありす・ゆららさん<ブルーベリーは粒が小さいこと、比較的樹が小さくて色々な品種を育てることが出来ることなどからちょっと特殊な状況が生まれていると思います。 ラビットアイ系が取れ始めたら楽しめると思いますよ。
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BlueBerryNote at 2009-06-28 15:49
ライターさん<
>単品種でもブレンドですね。 確かにそれも言えますね。未熟果と熟果との品種内ブレンドということになるのでしょう。 甘さが強い品種なら多少の未熟果が混ざることで味に深みが増すかもしれません。 そう考えるとやはり本来甘さが強い品種なら収穫が上手でない人でも受け入れやすそうに思います。 奥様がラビットアイ系を好まれるのもそのあたりに起因しているのでしょうね。ブルーベリーを栽培する方たちは無意識にブレンドをしていたのだと思います。今後はブレンドすると言うことを意識において考える土壌も出来て来ると思います。 very blueさん<楽しそう&美味しそうです 美味しさもまして、それを楽しめる。ブルーベリーを栽培する楽しみをまた一つ見つけられたと思います。可能性は無限大です♪
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BlueBerryNote at 2009-06-28 15:50
はっぱさん<
>前に業者さんでブル-ベリ-はひとつかみ同時に口に入れるのが美味しい食べ方だよと言われたことがありました。 ブレンドと言うことは意識せずに未熟果と熟果。多品種とのミックスなど意識せずにブレンドということが行われていたのだと思います。 意識してこれとあれならどうだろうなんて食べ比べると楽しいと思います。思わぬ発見もあるかもしれません。 色々にして楽しんでみてください。何か気が付かれたら教えていただければと思います。
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