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ラビットアイブルーベリーの生育およびN,P,K,Ca,Mg,Fe,Mn,Alの吸収に及ぼす土壌pHの影響

土壌とpH(土壌酸度)についてのレポートの紹介です。




過去2回続けて土壌とpH関連のレポートを紹介しましたが概ね同じような内容です。
(前の二つのレポートよりも古いものだからある意味当たり前かもしれませんが)

ブルーベリーにおける新梢先端葉クロロシスの発生原因と対策

「ピートモス施用, 窒素形態および土壌pHがラビットアイブルーベリーの生育と養分吸収に及ぼす影響」



そんな中で目を引いたことが一つあります。

この調査では赤玉土3:ピートモス2というブレンドの用土を用いて試験をしたんですが、ph4,3~pH5,5の範囲で生育が良いとされているラビットアイ系品種でもpH5,3の土壌でも生育が悪くなると言うことです。
(土壌pHをpH3,6/pH4,3/pH5,3/pH6,0/pH6,6に設定してラビットアイ系品種を育てたところpH4,3でのみ良好な生育を示した)


つまり赤玉土を用いると好適pHの範囲が狭くなると言うことになります。
(混ぜる量が少ない場合はここまで顕著に差異はないかもしれませんが)


MYHPでも用土に赤玉土を混ぜるのには反対していましたがこの調査で裏付けられるました。








※論文を詳しくごらんになりたい方は↓こちらから行けます。
研究紀要 恵泉女学園園芸短期大学 34 (20030320) 論文はpdfファイルです。
(上段にあるのでタイトル右の「CiNii」 をクリックしてください)
「ラビットアイブルーベリーの生育およびN,P,K,Ca,Mg,Fe,Mn,Alの吸収に及ぼす土壌pHの影響」










宜しかったらこちらもご覧ください

ブログの内容をまとめたHP
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ブルーベリー 栽培 &家庭菜園
by BlueBerryNote | 2007-08-30 20:04 | 調査研究紹介 | Comments(0)


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